平成１６年７月２７日

相模原市長　小川勇夫　殿

　　　境川の斜面緑地を守る会

　　　代表　　香村紘一

 絶滅危惧Ｉ類コウライイチイゴケの保護について（要望）

貴職におかれましては日頃から境川斜面緑地に深いご配慮を頂き感謝申し上げます。また先月の第４回境川クリーンアップ作戦では、開会式場の鵜野森の原っぱまでお越し頂き、開会式での「境川は両市の宝物です。その境川に磨きをかけましょう」とのお言葉には、深い共感を覚えました。

さてすでにご承知のことと思いますが、鵜野森１丁目の宅地開発予定地（リスト株式会社所有地）で、国のレッドデータブックで絶滅危惧Ｉ類に指定されているコウライイチイゴケの生育が確認されました。開発予定地中央の林縁から原っぱにかけて、かなり大きな群生が存在し、また開発予定地内の市道上でもその生育が確認されています。

このためコウライイチイゴケを保護するために以下のことを要望致します。

 記

１、開発予定地およびその周辺において、専門家によるコウライイチイゴケの調査を実施し、生育状況の実態を把握するとともに、その保護ための方策を検討すること。

２、市道上に生育するコウライイチイゴケを保護するため、相模原市は市道の地権者として責任ある対応を行なうこと。なお市道上には神奈川県のレッドデータブックで当地区の絶滅危惧種に指定されているヤマエンゴサクなども生育しており、合わせてその保護のため地権者として責任のある対応を行うこと。

３、開発予定地の地権者であるリスト株式会社に対し、コウライイチイゴケの保護に協力するよう指導・働きかけを行なうこと。

以上よろしくお願い申し上げます。

  

連絡先　　事務局　　太田浄子

〒228-0803 相模原市相模大野５−２５−３６